一週間を越える仙台の実家滞在から東京に帰って数時間。
何となくぼんやり。でも風呂には入った。
実家は、亡くなった祖父が素人設計で建てたからちょっとおかしくて、風呂が6畳ぐらいある。馬鹿みたいにデカイ。住めるわってぐらい広い。表側(?)の庭に面してるからでっかい窓があって、タイル貼りの上に窓から冷気が侵入してくるから、冬はめちゃくちゃ寒い上に、老朽化のおかげで給水がおかしくてシャワーも使えない。ほんと最悪な風呂なんだけど、なんかこう、だだっぴろくて気持ちいいっちゃ気持ちいい。
東京の風呂は、せまい。
ひさびさに入ったらば、これが人間の使う風呂か。というくらい狭い。
でも、シャワーをおもいっきり出せるのが本当に有り難い。
でも、やっぱりびっくりする程狭い。
仙台に戻る前の東京は、ほんとに異常な暑さだったのに、帰ってきてみたらば夜風がもう涼しくて、秋なのね。少し涼しくなったら、こっくりした酒が恋しくなって、スコッチウイスキーをスーパーで買って、それをぶら下げて部屋まで帰った。
祖父の十三回忌が終わったと思ったら、今度はついこの間、母と二人で見たあの帯を縫った大叔母が亡くなった。97歳。9月13日の未明に亡くなったそうだ。冥福をお祈りするという感じでもなく、さようならという感じでもない。大往生っていうのがしっくり来る。性格のきつい人で、お嫁さんも色々と大変だというのも聞いてたのもあり(といっても、もう嫁さんも70ちかい)、散々悪態ついてヘルパーさんを何人もやめさせたってのも聞いてたから、空に上ってもやっぱり悪態をついてるのかもしれない。うちの母方の祖母とはよく行き来があったようだから、もしかしたら上で再会してるかも。
新幹線を待つ間、やたらと買ってしまった本は、一つは前々から読みたかった司馬遼太郎の『草原の記』を除いて、偶然買ったものだけど、杉浦日向子の『4時のオヤツ』と、Coccoとマツコ・デラックスの対談目当てで買った『QuickJapan』はアタリだったように思う。まあ、QuickJapanは対談の方しか読んでないけれども。『4時のオヤツ』は、ふわふわしてて読みやすくもあり、実家からの戻りの新幹線ということも影響してるのか、時々なんとなくうっと喉元がつまるお話もあったりで、多分折にふれて読み返す本になると思う。あと、食いしん坊の人には、オススメかも。

『季語辞典』は、ほんの数ページぱらぱらとめくってみただけ。最初に載ってる季語は「藍微塵」(あいみじん)。忘れな草のことだそうで、季節は晩春。ナニはともあれ、楽しそうな本だ。これからちょこちょこ、数ページずつ読み進めて行きたいと思う。そもそも私は、季語ってのの存在すら、よく分かってないんだから。勉強にもなるかもしれない。
寝起きに見たBSの漢字にまつわる番組で、万葉の時代には、恋のことを、「孤悲」(こひ)と当て字していたと言っていた。孤独で悲しいのが恋なんて、すごいな、万葉人。万葉集をまためくってみたくなった。しかし、「孤悲」とはね、いやはや、ほんとに凄い。