2010/05/17(月)

201005170257



 (確かにあの夏、私は変だったと自分でも思う。頭の中を駆け巡っていたのは、ローゼンバーグ夫妻のことと、高いだけで着心地の悪い服をたくさん買いこんでは、死んだ魚みたいにだらりとクローゼットの中に吊るして喜んでいる自分のばかさ加減についてだったり、小さな成功、大学をずっと優等生で通しつづけてきたプライドが、マディソンアベニュー沿いのすべすべした大理石と大きなガラス張りの建物の前では、どうしてこんなにみすぼらしく映るのだろうというようなことばかりだった)
 本当なら人生を謳歌しているはずなのに。
 (シルヴィア・プラス 『ベル・ジャー』 青柳祐美子訳 河出書房新社)

ずっと迷っていた絶版本を、深夜のいけないテンションで昨日購入したが(といっても、大変良心的なお値段だった)、今日にはすぐに発送になり、もうすぐ手元に届くそうだ。早い。心の準備ができておらん。

前に或る人が、ろくでもない父親を、その子どもが、心の中では嫌いながらも切り捨てることができない場面を見て(それはドラマだったように思う)、「そんなふうに子どもに思われる父親ならば、そういう場面をきちんと事前に描いて欲しかった。」と言ったことがあった。けれど、僭越ながら私はそうではないと思う。その父親が、実は優しい面もあったとか、世間一般的に見て父親として評価できる面があったかどうかということは、あまり関係ないと思う。どんなに駄目で、情けない、しょうもない人でも、子どもは親をそう簡単には切り捨てられない(親にとっての子供、も然り)。だから、親子(もしくは家族)は切ないし悲しいのだと思う。そういうことを、あの場面では描きたかったんじゃないかしら、と私は勝手に今でも思っている。ということを、思い出した。

気づいたらこんな時間。
みなさん、とりあえずお休みなさい。
02:57 No.202 雑録 permalink
そういえば、せっかく訪れたにも関わらず、ご紹介してない外食の記録もあったなぁと思いまして、本日はそれ記事にしようかと思い立ちました。

【東銀座 ビストロ ヴィヴィエンヌ】
東銀座、歌舞伎座のすぐ近くに位置するビストロヴィヴィエンヌには、四月に美輪明宏さんの舞台「近代能楽集 葵上・卒塔婆小町」を見に出かけた折に、訪れました。
素晴らしい舞台を見た後って、まっすぐ帰るのはいささか勿体無い気がして、ついついお酒を飲んでしまうのですが...その時も同じようについったで「銀座で一杯ひっかけて帰ろうかな」とつぶやくと、gourmetなお知り合いの奥様より「こんなお店があるよ」とのアドバイスが!

でも、連れも居なくて一人だし、そもそもビストロって言っても敷居が高いし〜...なんて迷いつつも、結局誘惑に負けて一人で脚を踏み入れてしまいました。しかし、勇気を出して入って正解!お店の方に初来店の旨を伝えると、大変親切な接客。ワインリストは日本語の記述がなくて焦ったけれど、どのワインがどのお料理に合うか、分かりやすく逐一教えて下さいました。

その日頂いたのは、頂いた順に

・ラタトゥイユと白ワイン(写真なし;)
 ↓
SN3J1189.jpg
・レバームースと赤ワイン(重めのもの)
 ↓
SN3J1190.jpg
・プロシュートと赤ワイン(酸味があり飲みやすいもの)

でした。どのメニューも、ワインに合うのは勿論、美味しくて感動。。普段お酒を飲むときは庶民派をモットーにしている私ではありますが、たまにはこんな風にお酒を飲むべきだなと思わされた夜でした。ああ、今月は無理かもしれないけれど、来月はまたお邪魔したいなぁ...!

ちなみに、お料理は女性一人では少し多めですから、いらっしゃるなら最低お二人連れで行かれた方がよろしいかと思います。

ちなみにその2。ヴィヴィエンヌさんでは、ランチもやっておいでですが、ランチも夜に負けず劣らず、大変美味しいお料理を出して下さるそうです。私も今度は、ランチ時にもお邪魔してみたい!

Bistro Vivienne ビストロ ヴィヴィエンヌ - 東銀座/フレンチ、フランス料理 [食べログ]
01:56 No.201 飲酒 permalink